2025 年11月05日
ハワイへの沖縄移民125周年
今年は、1900年に8人の沖縄出身者がより良い生活を求めてハワイへ渡ったことに始まる、沖縄移民125周年の節目の年です。
これを記念し、今月初めにはハワイ出身の沖縄系住民や州議員らが沖縄を訪問。ハワイと沖縄の若者による合同の太鼓演奏や、フラの披露などが行われ、両地域の文化的絆を象徴する催しとなりました。ハワイ沖縄連合会の会長フランス・クバ氏は、「アロハの心や島心(しまぐくる)、困ったときに助け合う『うえまる』、出会えば兄弟姉妹という『いなぼれ』など、私たちは多くの価値観を共有しています」と語りました。両地域の知事も登壇し、ホノルル市長ジョシュ・グリーン氏は「私は沖縄の血を少し引いていると言われます。毛深いところが沖縄の人に似ているかもしれません」とユーモアを交えて挨拶しました。記念行事には、60人以上のハワイ在住沖縄系住民がヘリテージツアーの一環として参加し、祖先の地とのつながりを感じる貴重な機会となりました。イベントの締めくくりには、太鼓の音が鳴り響き、沖縄とハワイの友情が今後も続いていくことを象徴しました。ハワイ沖縄連合会のデイビッド・アラカワ氏は「この友情が次の125年も続くことを願っています」と述べました。

