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ハレアカラに7基の新望遠鏡建設計画、反対の声も |

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2026 年03月03日

ハレアカラに7基の新望遠鏡建設計画、反対の声も

米空軍は、ハレアカラ山頂にさらに7基の望遠鏡を建設する計画を進めており、山を聖地とみなす人々から強い反発が起きている。
「ハレアカラはハワイの人々だけでなく、世界中の多くの人々にとっても神聖な場所です。最高レベルの保護を受けるべき宝物です」と、Protect Haleakalā のヒナ・クネウブール氏は語った。軍はこの計画を国家安全保障上必要だとしているが、反対派は「冒涜の継続だ」と批判している。空軍は、マウイ島の Air Force Maui Optical and Supercomputing Site(AMOS)内に、Small Telescope Advanced Research(STAR)施設、通称「AMOS STAR」を建設・運用することを計画している。環境影響評価書(DEIS)案によると、この施設には最大7基の望遠鏡が設置され、場所は「すでに開発された1エーカー未満の区域」とされている。望遠鏡は、現在山頂にあるものより小型になる見込みだ。しかし、クネウブール氏をはじめハレアカラを聖地と考える多くの人々は、山はすでに十分な破壊を受けてきたと主張している。建設によって、絶滅危惧種であるアヒナヒナ(ハワイアン・シルバーソード)や、山頂に巣を作るウアウ(ハワイアン・ペトレル)が危険にさらされる可能性も指摘されている。「私たちはハレアカラ山頂、つまりマウナの“ピコ(中心)”を守るために立ち上がっています。アヒナヒナやウアウのような絶滅危惧種は、私たちにとって“クプナ(祖先)”のような存在なのです」とクネウブール氏は述べた。米宇宙軍の広報担当者は、地域社会との対話を最優先としており、AMOS STAR 計画チームは環境への影響やハレアカラの文化的・精神的価値への懸念を尊重し、影響を最小限に抑えるために継続的な協議を行うと説明している。また、DEIS 公開通知と公聴会の目的は、計画による影響や緩和策を住民に知らせ、意見を募ることにあるとし、マウイ地域とのオープンなコミュニケーションを重視していると述べた。宇宙領域認識(Space Domain Awareness)は、宇宙飛行の安全や GPS、インターネットバンキング、衛星テレビなど日常生活にも不可欠であり、国家安全保障にも重要な役割を果たしている。標高1万フィートを超えるハレアカラ山頂は、世界でも有数の観測条件を備えており、AMOS STAR の建設はその能力をさらに強化するものだとしている。一方、ハレアカラ保護団体は、軍が先住ハワイアンとの実質的な協議を行っていないと批判している。

(出典:ハワイ・ニュース・ナウ)

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