ハワイ州政府は、一部成分を含んだ日焼け止めの販売や配布を2021年１月１日から禁止すると発表しました。サンゴ礁を含む海洋生態系の保護が目的で、5月に議会を通過していた法案に、イゲ州知事が署名をして正式に成立しました。対象となるのは、紫外線吸収剤として配合されるオキシベンゾンとオクティノクセイトを含んだ日焼け止め製品です。これらの成分はファンデーションやヘアケアの製品などにも使われていますが、化粧品として販売されている製品や認可された医療従事者が処方した日焼け止め、観光客が持ち込んだ製品は対象外となります。Khon2

アメリカ海洋大気局は、ハワイ諸島周辺のウミガメの生存数確認のため、市民へ協力を呼び掛けています。ハワイ諸島周辺では、春に産卵を行うことにあわせ、夏に生存数等の調査を実施しています。ウミガメを見つけた場合には、ウミガメから１０フィート以上離れた場所からウミガメの姿を撮影し、撮影場所の情報と一緒に当局にメールで通知してもらいたいと呼びかけています。ソーシャルメディアにハッシュタグ「#HonuCount2018」をつけて投稿しても構いません。ウミガメの情報を得ることで、絶滅危惧種に指定されているカメの生存数や生育環境、行動範囲などを知ることができるとしています。調査に参加する場合、調査情報の宛先は「RespectWildlife@noaa.gov」です。ハワイ・ニュース・ナウ

マウイ島ハレアカラ山頂に生息している貴重な高山植物『銀剣草』を無断で持ち去ったとして、２名の訪問者が当局に摘発されました。６月２５日（月）午後４時３０分頃、ハレアカラ山頂にいた訪問者が、小さい銀剣草を引き抜いて持ち去ったことを確認し、通報を受けた当局が約１時間後にパイアで窃盗犯２名の身柄が拘束しました。銀剣草は、希少生物として連邦政府で保護指定され、手を触れるなどした場合には、連邦法によって訴追される可能性があります。持ち去られた銀剣草は、専門家による移植が試みられる予定です。ハワイ・ニュース・ナウ